お疲れ様です、YCSJに向けてシングル戦で調整した植物デッキの展開および構築を紹介します。環境を踏まえて広い対面で戦えるようにしたのでそれなりに自身を持って紹介できると思いま(戦績は3-2)
文才はないのでお許しください
1.デッキ採用理由&構築
まずなぜ植物を使うのかは愛ゆえにというところもありますが、先攻制圧の強固さ、誘発のある程度の貫通力が挙げられます。
また、マイナーテーマゆえに相手にある程度情報を悟られにくい、誘発の投げづらさを押し付けられます。
特にバンブーシュートはその封殺力の高さから他のデッキにはない差別化できる点だと思います。これさえ通ればシングル戦のまくり札は意味をなくし、誘発より捲り意識のデッキは対面勝ちできます。また、ルーン、ラビュ、ペンデュラムデッキなど多くのデッキがメインギミックでは突破不可能となります。
それゆえじゃんけんで勝てば多くの対面に勝てることから今回使用に至りました。なお後攻は結構しんどいです。でも相手の動き次第では捲れた試合もあったため、マイナーデッキゆえに多少は勝率をごまかせるかと思います。ベストは誘発をちゃんと当てて、相手を機能不全にして一枚初動の強みを押し付けていくことですね。
また、このデッキは基本展開も複雑かつ、誘発を投げられた後の妥協先、貫通が多岐にわたるため、まだまだ研究の余地があります。常に植物デッキ使いの人たちの意見をお待ちしております。
素引きしたくないカードが多いこともあり、少し厚めのデッキ構築となりました。
誘発は計11枚。後攻で初手に誘発を引ける確率は78%なのでまあまあ引けると思います。(9/40だと74%)
1枚初動は8枚、65%で引くことができます(ロザリーナ妥協初動を含むと74%)。かなり低いように感じますが、二枚初動(しらひめ+絢爛)やピオネガチャ(三枚デッキ残りのロンファ率21%、ロザリーナを含むと34%)や妥協盤面+手札誘発で何とかしのげるかと思います。
1-1.構築盤面
今回の構築では如何に事故らず、誘発てんこ盛り環境を踏み越えて捲られない盤面を最小限のデッキスロットで作るかを重視しました。
また、この理由から基本展開に六花のしらひめ、ボタン、六花絢爛等を絡めないようにしました。しらひめは誘発を一回弾く札に、絢爛、ボタンは相手のうららの打ちどころブラフ、しらひめ引き込みに使えるためです。かといってこれらは不要札というわけでもなく、そのまま展開の増強、および妥協盤面の構築に寄与してくれます。
手札コスト+ロキ一枚で
でフリチェ効果モンスターバウンス
でフリチェモンスターリリース
で相手の魔法罠発動不可
で効果破壊耐性+攻撃力500up
で一枚ドロー+相手ターン1ドロー
+恵みの風
となります。
1-2.採用理由
六花のしらひめ
手札に二枚来るだけで誘発を一枚はじくことができます。
そして基本展開に絡まないため、手札に来るだけで強いです。一枚だけでも盤面の誘発で止まった盤面からピオネとなりワンチャン基本展開に戻れる可能性があります。三枚採用。
六花のひとひら
基本展開には入ってこないが、妥協盤面の形成などにあると便利。
しらひめSS→六花絢爛→ひとひら+聖種の地霊ができるなど採用しとくと何かと便利。
正直削るか最後まで迷ったカード、初動枚数を削ったため、今回は採用。
六花精ボタン
誘発を食らった際に場の植物がこのカードで六花来々経由で薄氷の妨害や六花絢爛に変化するため、事故ったときにリカバリーできる。また、しらひめ+ボタンで六花来々を嫌った相手にうららを打たせられる。
しかもその盤面でしらひめの効果があるのでそこからロキ展開すると結果妨害2枚貫通で基本展開をすることができる。
ただし、二枚手札に来た時に腐るため一枚採用まで絞った。
六花精スノードロップ
基本展開に必須。基本展開できない場合にティアドロップになれる強みがあるが、手札に植物がそんなにある場合は事故っていない。誘発も厚くしたので基本展開以外では使わないため、一枚採用。
六花絢爛
上記札に変換できるカード。二枚しらひめを引いたら誘発貫通札になるが、こっちは二枚引くと事故のため2採用に抑えた。しらひめが手札にあるならボタンサーチ。ないなら妥協盤面に移れるようにしらひめを持ってくると良い。
テーマを知らない人からすると最強万能サーチに見えるのでうららをここにもらいたい。
六花の薄氷
六花来々からの簡易妨害用。ボタン一枚からできる妨害としては上質であるため1採用はしておきたい。
アロマ新規最強カード
効果ではをリクルートすることができる。
準初動としても妥協展開したりできたりと器用な奴。相手ターンに大量HP回復することができるため、アロマリリス-マグノリアを最大限活用できる。
初動に手札に来てしまうとのリクルートで困るため二枚採用。また、後述のピオネガチャのあたり枠なのでここは増やしてもよいとおもった為二枚採用した。
アロマージ-ローリエ
基本展開に使う。新規ののおかげで組ませると妥協展開ができる(後述)。
手札から自己展開できるので純アロマとかだと多めなイメージ
アロマセラフィ-アンゼリカ
基本展開に必須のため採用。
ジャスミンでサーチしていくカードのため1枚採用で十分。
と似ているが、間接的に自己展開しているから強い。
アロマージ-ジャスミン
召喚権を増やす重要なカード。のおかげで簡単に展開できる。
今回の展開では相手ターンライフ回復で誘発を引き込む役割も担う。
シングル戦はこれが強い、でも相手ターンに盤面を捲られないように構築しているので過剰かもしれない。素引きするとつらい。予想GUYで召喚権を残すかスノードロップで展開するしかない。その場合サボウ盤面などに妥協すると良い。(バンブーシュートはカメリアを盤面に置く必要があるため)
アロマブレンド
最強、本当に強い。マグノリアを展開して最終盤面が破壊耐性を持つ最強カード。しかも風を持ってくるだけで既存の展開が馬鹿らしくなるほど一新された。
恵みの風
最終盤面にアロマが絡んできたおかげで相手ターンも使える、展開にも使えるカードになった。アロマブレンドは手札からもおけるので素引き事故もなくストレスフリーに展開を強くすることができた。あと地味に毎ターンアロマ蘇生できるの強い。
聖種の地霊
最強初動カード。予想GUY、ワンフォーワン、ドラコネット、ロンファでリクルートできる。
展開には必須だが、誘発を多く入れたいYCSJでは削ることにした。
召喚権を食う、2枚引きしたときに弱いため2採用。
聖種の天双芽
素引きしたら詰みかねないカード。なぜかYCSJで三回くらい手札に来たので怒りの二枚採用を今後はするかもしれない。
最悪予想GUYがあれば基本展開を通せてかつ、盤面を上振れさせることができるので許そう…
→上振れ展開は後述するが、基本展開+モンスター一枚を場に出せるとできる。
今回だとで一枚ロキが多く展開されるので可能。
ローンファイアブロッサム
植物最強カード。聖種の地霊の初動確保ができる。YCSJではヴェーラー、泡影が多く採用されていたため、以下の行動が良く起きると考えた。
予想GUY→ロキ→聖天樹の幼精→サーチで誘発を食らった際、
を召喚することでリリースSSで誘発を一度貫通できたりする。
また、誘発で展開が複雑になったときのリクルート効果で適当に出しておけばリクルート効果を後回しにできるので使い勝手が良い。(はリンク先のみと展開でなかなかわからなくなるので)
また、誘発で止まった盤面からピオネSS→を引ければピオネリリースSSで基本展開に入れるため、ガチャガチャ用入れ得カード。
ただしこれで初動を持ってくるのにうらら打たれると詰みます。妥協盤面がしらひめSS→LSの戦闘ダメージ一回回復するくそ雑魚盤面になります。ヴェーラーとかは盤面に植物として残るのでピオネルートが残るのでマシ。
ナチュル・カメリア
バンブーシュートのコスト要員。ぶっちゃけナチュルなら何でもよいため、ローズウィップ(レベル3)でもよい。しかし、レベル4であるこちらは絢爛でしらひめとサーチ関係を組めるため、こちらを採用。
また、今回基本展開では効果を使っていないが、効果でナチュルの神星樹を落すことでサーチを行えるため、サーチ回数を削減できることもできる。
ナチュル・バンブーシュート
シングル戦の捲り札をすべて封殺できる。無効ではなく発動不可なのが強く、ほかのカードでは代替できない植物の最強カード。
このカードがあるからこそ植物を使っているところはある。ここが他のテーマとは圧倒的に差別化できる。
しかし召喚権が必要なため、と展開で迷いどころである。サーチ回数が展開の場合は一枚少なくなるため、妥協で、最大展開でと使い分けをしていた。
なお予想GUYスタートかつサーチする札を一枚引いているととが両方立つ。
サボウ・クローザー
誘発くらった際の妥協先として優秀。また、アロマブレンドで融合出して破壊耐性をつけるとなかなか突破されにくい。また、上記の予想GUYスタートで二枚並べたらまず突破されない。怪獣も怖くないね!
予想GUY
マジで最強ターン1もない。なお、相手側としてはロキ素引き、ロンファなどの可能性からここに誘発を投げづらい傾向があるので初手はこれから入ってよし。
尚、しらひめによる妨害弾きは盤面に六花が必要なので実はここにうらら打たれると止まるケースがある。でも一般的なサンアバロンを知っている人はここにうらら打たないね。
聖蔓の播種
聖天樹の幼精のサーチ先。これにうららを刺されると基本的に詰む。ちなみに聖天樹の幼精のサーチはターン1がない。それを知らないと予想GUY→リンクのここで誘発を投げてくれるシーンが多くある。そこからなら先述のロンファで誘発貫通ができる。
六花来々
六花最強カード。あんまり植物を知らない人でもこのカードだけは通してはいけないと知っている人が多いため、ボタンに妨害を吐くことが多くメインの展開を通すことができる。なお、しらひめSS→ボタンSS(しらひめリリース)→ボタンEFにうららを投げられたときにしらひめでボタンリリースすることでサーチを通せるが、六花来々は盤面に六花がいないとデッキセットができないので基本打たないことをお勧めする。
六花絢爛
しらひめを持ってきて展開のケアに使ったり、しらひめボタンの片割れを引っ張っても強い。でも2枚引きも弱い、でもアロマブレンドのコストに使えば…といろいろ考えたが、今回は二枚採用にした。相手からしたらテーマサーチカードなのでここにうらら打ってくれる可能性もあるが、最終的にはピオネのガチャ濃度を上げるために2枚でおさえた。
六花の薄氷
ボタンでの最低限の妨害を敷くのに使う。来々と基本セットなのでこれで2妨害分頑張ってくれるのでGの妥協点にも。
聖天樹の幼精
サーチがターン1でないため、3枚使うときがある。が、このサーチはEXゾーンに出さないといけない縛りがあるのをわすれがち。これ最近公認で戦ったとき知らなくて終わりました(一敗)
聖天樹の灰樹精
これだけでリンク3が4になる。なぜ?ちなみに展開では必要なかったり必要になったりする(後述)
聖蔓の癒し手
基本展開必須カード。この回復でジャスミンが起動するため、これ止められてもつらいカード。聖蔓の播種あとの幼精での展開で出してもライフ回復が発動する。ここの回復は一見必要ないため、聖蔓の守護者でもよいがアロマの比率が上がったため、HP優位をとれるときに取っておきたいためこちらを二枚採用。
アロマセラフィ-ジャスミン
名称ターン1のない植物のサーチが可能なぶっ壊れカード。ぶっちゃけこのカードのせいで植物新規は強いのが出ないと言っても過言では無い。アロマ新規でこのカードを使いまわせる回数が増加し、驚異の五回サーチを行う。
なお忘れがちだがHP優位でリンク先が戦闘耐性を得る効果もある。
森羅の舞踏娘ピオネ
事故ったときのワンチャンカード。書いてある効果は普通にぶっ壊れだが、安定性にかけるためサブギミック程度に。
ちなみにロンファを引ければ、ロンファ転生、ロンファで出てきたもう一体を適当にリクルートすることでリンク素材に出来ない縛りが外れる。ロキを引っ張れば事故った手札もあら不思議。
まあお祈り程度というには動ける可能性が高いので馬鹿にできない。
あたりカード一覧
SS ロンファ 基本展開に移れる。(ロンファEF(自身)→ロンファSS→ロンファEF(ピオネ)→ロキSS)
SSからEFでSS。ピオネとリンクでで、墓地EFで500Up。でサーチ。EFでコストSS。ライフ優位でを召喚。→戦闘耐性の完成。
ただし後述のロザリーナ一枚初動のパーツを消費していないならそのまま妥協盤面が作れる。
その際はピオネ+でを作り、リリース分のしらひめをにする。
その時サーチ枠余るのでボタンを引っ張り来々サーチの構えをするとよい。
Aひとひら
効果でボタンサーチ、そのままSSで来々サーチの構えができる。しかも返しターンの最後に蘇生してリソースが増える。
B ボタンだけにB
効果で来々サーチの構えができる。
尚、ピオネ展開にはたいてい召喚権モンスター+しらひめなので墓地効果も残っている。なのでA,Bもまあまあな妨害は敷けている。
廻生のベンガランゼス
正直そこまで強くはない、でも基本盤面の貴重な展開札。最終盤面的にHP優位は欲しいのでバウンスできるモンスターは気を付けよう。
六花聖ティアドロップ
メイン以外も除去が使えるのが強い。ベンガランゼスはメインだけなのでこっちの効果を残しておきたい。
アロマカードサーチが強い。たまにアロマブレンド素引きしていると展開途中のサーチをしらひめなどに置き換えてさらに強い盤面が作れるのを忘れてしまうときがある。
アロマブレンドでおまけのように出てくるにしては強すぎる子。でもたまにHP優位じゃないと墓地融合できないのわすれてしまうときがある。
厄災の星ティ・フォン
何もかも事故ったときに立てる。ワンチャンス。
他汎用誘発
ウサギはホルス、ピュアリイ(マイフレ)、センチュリオンに刺さると思い採用。
ヴェーラー、泡影は抹殺用かつ環境への通りの良さから。
2.展開ルート
2-1.基本展開
文字に起こしても残念ながら読みつらいのでADSの動画を上げます。
YCSJで使用したデッキの基本展開
— A/F 紫苑 (@shion_ygo_) 2023年11月9日
破壊耐性バンブーシュート
フリチェバウンス
フリチェリリース
相手ターン
一枚ドロー+500パンプアップ#しおんのそりてぃあ#植物展開 pic.twitter.com/ziiOGwzzEa
この展開途中に聖天樹の灰樹精を無駄に経由しています。
この展開では無駄なのですが、しらひめなどが盤面に過剰に存在するとき(あとピオネ展開のあまり札等)リンク素材、X素材を工夫することで、最終盤面にを追加することができます。これにより、相手ターンライフ回復でサーチを追加することができ、を持ってくることでパンプアップを1800にすることができるのでより返されにくい盤面とすることができます。
そのルートをわかりやすくするため、今回は無駄に経由してます。
↑
基本展開+一体の上振れケースの説明です。
2-2.妥協展開
初動の場合の妥協展開です。妥協といいつつも普通の展開デッキで出せるパワーくらいの妨害はあると思います。
妥協展開 ロザリーナ一枚初動
— A/F 紫苑 (@shion_ygo_) 2023年11月16日
破壊耐性サボウ
フリチェリリース
フリチェバウンス
相手ターン
一枚ドロー+1300パンプ&1800回復#しおんのそりてぃあ#植物展開 pic.twitter.com/R1XdwlmUTO
3.コメント
まだまだ至らぬ点などは多くあると思いますが、とりあえず今の出せるすべてを割と書き出しました。質問意見等いつでもTwitter()でお待ちしてます。よき植物ライフを
ここから先はメモですが対戦したデッキの一覧です。
1戦目 先攻〇
忍者センチュリオン
2戦目 後攻×
覇王魔術師
3戦目 先攻〇
ラドン型RACE
4戦目 先攻〇
ドラメ深淵エクソ
5戦目 後攻×
ピュアリィ
ほとんどの試合で2~3誘発飛んできましたが、展開を多く通せたり、妥協サボウで乗り切れたのでなかなかの戦績だと思っています。
しかし、後攻の試合は誘発を一枚も引けなかったから負けました。でも誘発弾く確率が低いのは構築問題なのかなあ。。。。